懐疑派blog

2004/06/15

中国ネット規制強化、反体制活動・ポルノ取締り

中国がネット規制強化、反体制活動やポルノ取締り(読売新聞)

 中国では、インターネット利用者がすでに8000万人を超えている。ポルノや暴力など青少年への悪影響が懸念されるサイトがまん延し、当局はこれまで違法インターネットカフェの摘発に力を入れてきた。

 しかし、当局にとって最も頭が痛いのは、急進的な民主化要求や反体制的な言論を公開するサイトだ。今春、北京大学の学者が、思想言論のお目付け役である共産党中央宣伝部を「憲法で保障された報道の自由や市民の知る権利を侵害している」などと真正面から非難する論文をネット上で発表し、波紋を広げた。

 昨年は、民間の憲法改正フォーラムを開き、急進的な政治改革案を提唱していた知識人のサイトが閉鎖に追い込まれた。当局は取り締まりに躍起になっており、関係筋によると、中国国内で、反体制言論をネット上で発表したことにより、40人以上の作家が拘束・収監されているとの情報もある。