懐疑派blog

2004/06/14

小泉内閣支持率

<小泉内閣>支持率急落46%に 毎日新聞調査

 毎日新聞が12、13の両日に実施した全国世論調査(電話)によると、小泉純一郎内閣の支持率は46%で、首相の北朝鮮再訪問直後に行った前回調査(5月23日)に比べて12ポイント減の急落となった。不支持率は6ポイント増の35%だった。今月5日に成立した年金制度改革法については「評価しない」との回答が70%に達した。同法成立直後に年金計算の前提となる出生率の大幅低下が明らかになるなど、政府の年金制度に対する不信感が支持率を押し下げたとみられる。

 内閣支持率は、拉致被害者の家族5人の帰国につながった首相の再訪朝で11ポイント増加した。しかし、今回の調査では、上昇分が消失し、再訪朝前の5月15、16日に調査した水準(47%)に戻った。主要国首脳会議(シーアイランド・サミット)に首相が参加した効果も表れなかった。

 内閣不支持の理由では「自民党の首相だから」が前回調査の8%から17%へと倍増した。

 年金改革法について「評価する」との回答は17%にとどまり、自民党支持層でも「評価しない」(53%)が「評価する」(32%)を大幅に上回った。「評価しない」は無党派層の81%、民主党支持層の87%に上った。

 また与党が強行採決によって同法を成立させたことについて尋ねたところ、「やむを得ない」は24%で、「納得できない」が67%を占めた。「納得できない」と回答した人の中では、内閣を支持しない割合が48%と、支持する33%を上回った。与党の公明党支持層も半数以上が「納得できない」と回答した。

 5月の2回の調査では「今国会での成立を見送るべきだ」がともに6割前後に達しており、早期成立に慎重だった世論を押し切って成立させたことが内閣支持率などに影響したようだ。

 政党支持率は、自民党が32%で前回調査と同じ。民主党は16%で前回より2ポイント増えた。年金改革法を「評価しない」人たちについてみると、自民党支持24%、民主党支持19%、「支持政党なし」44%だった。

 その他の政党は、公明党3%(前回と同じ)▽共産党3%(前回比1ポイント減)▽社民党1%(同)▽「支持政党なし」の無党派層38%(前回比3ポイント減)??だった。